入社後すぐに、チップの検査工程に用いるウェーハプローバ、次に半導体製造装置の基盤ソフトウェア群管理システムであるグループコントローラーの画面開発を手がけたのち、アメリカに赴任。帰国後、現在の部署に配属されて4年目になります。さまざまな部署を渡り歩いてきたので、装置に関する周辺知識はずいぶん増えましたね。アメリカでは現地企業との共同開発を行っていたのですが、仕事に対する考え方など、日本との違いを実感する場面は少なくありませんでした。とくに、社員一人ひとりの専門性を活かそうとするマネジメントには影響を受けました。ときにはギャップに戸惑うこともありましたが、自分自身の意識も大きく変わり、良い経験になりました。
現在私がリーダーを務める「ニューATCプロジェクト」では、オブジェクト指向を用いた次世代型エッチング装置の操作画面の開発を行っています。「面倒なマニュアルを必要とせず、だれが操作してもわかりやすくミスが少ない装置を」という現場からの要求に応えて、ユーザビリティに重点を置いて開発を行っています。リーダーとしては、設計業務だけでなく、メンバーへの指示・指導の面で細かい配慮が必要です。つねにオープンであること、そしてフェアであることを心がけ、一人ひとりがのびのびと働きながら実力を伸ばしていける仕事配分に努めています。
エンジニアにとって、ふだんから世界の最新情報に目を光らせ、いち早く取り入れることは不可欠ですが、社内の情報網だけでは自ずと限界があります。そこで、札幌市内の同業界でも情報交換の機会を広げようと思い、企業の枠を超えた有志が集まるエンジニア・コミュニティに参加。ソフトウェア技術の勉強会などを企画しています。さらに、先端技術について大学との共同開発なども進行中です。半導体業界でキャリアを重ねるほど、先端技術というのは"まず人ありき"であるとつくづく思います。私たちに続くみなさんも、多くの人と交わり、業界最先端の空気を感じてください。そして一流のエンジニアを目指してください。